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文化財

心に残る風景/丸山タンク

 なんだかめんど臭い話が続いたので、今日は楽しい写真はいかがでしょ。

丸山タンク外

 これは岡谷市の丸山というところにある給水タンクの残骸。夕方こういう風景をみていると妙に懐かしく感傷的になってしまう。
 竣工は大正4年。訪れた日は市が草刈をしたあとで、とても見やすかった。
 通称丸山タンクと呼ばれていて岡谷駅近くの小さな丘の上にあり、この丘は古墳ではないかと言われている。
 タンクの用途は岡谷市内の製糸工場の「お湯」と、岡谷駅で蒸気機関車に給水するため。付近にあった5つの製糸業者が共同で建設した。
 直径は約12m。約650m離れた天竜川からポンプで水を引き、タンク内で不純物を沈殿させてから各工場に水を供給した。落差が小さいため配水にもポンプが使われた。
 繭は水質にうるさく、煮繭や繰糸には中性の軟水がよいという。工場ごとに水質のよい沢から水を引いていたが、不足しがちなので専用水道を作ったとのこと。この大きさで3.500個の釜に対応できたという。総量で50トンぐらいであろうか。給水能力は1時間あたり100トン。
 内部は二層構造になっており、外か内からオーバーフローで水を流し、砂や不純物を沈殿させるということは何となく分かるが、稼働時の詳しい構造や仕組みはよく分からなかった。上面は開け閉めできる鉄板などの蓋で覆われていたと思われる。

丸山タンク内

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プロフィール

Kimupon_Cicadan 木村 義志

Author:Kimupon_Cicadan 木村 義志
出身地 : 大阪市
現住所 : 東京都
1955年生まれ
科学図書執筆編集のお仕事
分野は生物学系

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