備忘録/自然・文化・社会とニュース

文化財

頑張って続けて下さい

【2009年02月27日の日記から】

杉村本店
写真は宮崎県の油津にある杉村本店。
昭和初期の木造三階建て銅張のイカした商店だ。
今も現役で港町らしい船具や工具、生活雑貨などが並んでいる。
錆びたポケベルの看板に驚いた。物持ちのいいお宅だなあ。
何かと不便も多いだろうけど、頑張って続けて欲しい。

登録有形文化財プレート
この建物は文化庁の有形文化財に登録されているが、
登録有形文化財制度というのは
「指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じる」だけ。
緩やかな保護措置って(笑)要するに何もしませんってこと。
もちろん補助金なんかくれない。
国が近代の民間実用建築に多少なりとも
価値を認めた意義は大きいけどね。

国民の70%が反対してるのに、
景気対策と称して兆単位の金を個人にバラまくぐらいなら、
その金を全部使って急ぎ文化財の修復をやればいいのに。
工務店や建材店にその金が流れるし、
修復整備が終わったら観光客も見に来るから
十分景気対策になると思う。
それに平成の大修復を行った文化的内閣として
麻生の名前が、それらの建物とともに長く歴史に残ると思うけどね。
麻生太郎


当たり前のことだけど、
文化財として保護されている古い建物も現役の時は「今」の建物。
だから、古くて価値があるから残すのではなくて、
色んな時代の建物を、積極的に残していかないと、
日本はうんと古い物と新しい物しかない場所になってしまう。

木造三階建ての商店なんか、何世紀も前の寺院と同じ気持ちで
一生懸命残さないと、なくなってしまうだろう。

もちろん耐震や防火の安全は出来るだけ確保した方がいいけど、
古い物を残すには多少の不便やリスクはつきもの。
民間の建物でも税金を使って所有者の苦悩に報いたいものだ。

歴史的な価値をどう評価するかは、国民のセンスと意志の力の問題だな。
何でも安全で便利な新品がいいなんてのは、あんまり賢いとは思えない。
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プロフィール

Kimupon_Cicadan 木村 義志

Author:Kimupon_Cicadan 木村 義志
出身地 : 大阪市
現住所 : 東京都
1955年生まれ
科学図書執筆編集のお仕事
分野は生物学系

写真は特にクレジットや注釈がない限り筆者の撮影です。記事や写真についてのお問合せはなんなりと。
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