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文化財

赤い屋根(引き続き瓦のお話)

どうでもいいような瓦の話をもう一つ。

現存するものは少ないが、東北の近世城郭の屋根には
赤い瓦が使われていたらしい。
それ以外のものは、木か金属で葺かれている。

庄内松山城
写真は貴重な赤瓦葺きの現存建築である庄内松山城の大手門。
一般的なお城のイメージとはかなり違う。

今は黒い瓦で葺かれている会津若松城の天守も、
少なくとも江戸後期は赤い瓦で葺かれていたらしい。
蒲生氏郷が建てた初代天守は黒い瓦が使われていた。
織豊時代の大大名らしく重要部分には
豊臣秀吉の大坂城を真似て豪華な金箔瓦を並べたものの、
冬期は瓦の割れに悩まされたことだろう。
それを防ぐのが近世に発達した釉薬のかかった赤瓦だ。
明治の古写真では、瓦の色まで確認できない。
会津城古写真
戊辰戦争で薩長軍の砲撃に晒された姿が痛々しい。

現在、会津では赤い屋根にもどす計画が進んでいて、その手始めとして
平成13年に復元された干飯櫓とそれに続く廊下が赤い瓦で葺かれた。
干飯櫓はその名の通り食料貯蔵庫を兼ねた櫓とされる。
会津城干飯櫓
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プロフィール

Kimupon_Cicadan 木村 義志

Author:Kimupon_Cicadan 木村 義志
出身地 : 大阪市
現住所 : 東京都
1955年生まれ
科学図書執筆編集のお仕事
分野は生物学系

写真は特にクレジットや注釈がない限り筆者の撮影です。記事や写真についてのお問合せはなんなりと。
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